叶わぬ恋でも想い続けることができますか
≪百合系ミステリィADV FLOWERSシリーズ≫の第3季。
舞台や登場人物は前作、前々作から引き継いでおり、人里から少し離れた全寮制のミッション系女学院に暮らす少女達の物語となります。
物語の主役は前作の八重垣えりかからニカイアの会の会長、八代譲葉に移行します。
FLOWERSは全4篇構成です。
「春」「夏」「秋」「冬」に分かれており、本作は3季目の秋篇になります。
それぞれの季節でメインヒロインとメインのカップリングが代わる構成となっており、本作では八代譲葉が主人公となります。
幼馴染の小御門ネリネとの恋愛。そして後輩たちから向けられる切ない恋心の間で揺れる乙女な一面をアンニュイでメランコリックなシナリオで描きます。
勿論ミステリィ(謎解き)要素も健在です。
※FLOWERSシリーズは全年齢対象作品です。作中に 性的 及び 暴力、残虐表現 等の年齢制限要素はありませんのでご安心ください。
基本情報
基本データ
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対応OS | Windows:Vista/7/8/8.1 |
動作環境 | 対応するOSに準ずる |
シリーズ | FLOWERS |
メーカー | Innocent Grey |
ジャンル | アドベンチャー(全年齢向け) |
ゲームジャンル | 百合系ミステリィADV |
登場人物
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八代 譲葉(ヤツシロ ユズリハ)
声優:瑞沢渓エキセントリックで行動的。
言動や行動が芝居がかっているがそれは意図して行っているもの。
憎めないが頼りになる人柄でニカイアの会の会長として学院の生徒らに全幅の信頼を置かれている。
夏月に前を向くと決めた白羽蘇芳を好ましいと思いつつも、学院の謎に迫ることで彼女に害が及ばないか危惧している。
学院の謎を教えてほしいと請われた譲葉は白羽蘇芳に一つの難題をつきつけるも――。
『ユズリハ(ユズリハ科)』
花言葉:「若返り」「世代交代」「譲渡」 -
小御門 ネリネ(コミカド ネリネ)
声優:西口有香敬虔なカトリック教徒であり善良で温和な好人物。
本来は常に誰かと触れあっていたい、お喋りをしていたいと思っているが現実離れした美しさから距離を取られてしまっている。
しかし無視されているという訳ではなくニカイアの会の副会長として会の者たちから慕われており、神出鬼没な八代譲葉の代わりに実務をこなすことが多い。
親友が何かを悩み抱えていることを察してはいるものの、打ち明けるまでは見守ろうと決めている。
『ネリネ(ヒガンバナ科)』
花言葉:「華やか」「また会う日を愉しみに」「幸せな思い出」「輝き」「忍耐」「箱入り娘」 -
沙沙貴 苺(ササキ イチゴ)
声優:長妻樹里好奇心旺盛なトラブルメーカー。
夏を経て学院の校風に馴染みつつあるものの、いまだトリックスター的な立ち位置は健在。
考える前に行動、といった軽率さはなくなったが交友関係の広さから彼女の耳には様々な風聞が入り、不思議な話などは怪奇憚好きな友人とともに調べることも。
妹の沙沙貴林檎とは何でも話せる仲の良い姉妹だが、最近は口にできないことがあるようで……。
『苺(バラ科)』
花言葉:「尊敬と愛」 -
沙沙貴 林檎(ササキ リンゴ)
声優:長妻樹里怠け者気質のおっとり娘。
自分から率先して動くことはないが姉、沙沙貴苺が絡むことと、怪談系の話が絡む場合は能動的な一面を見せる。
本来一人を好むものの、書痴仲間として白羽蘇芳、八重垣えりからと語らう機会が多くなっている。
姉の変化に気付き、彼女もリアクションを起こそうとするが……。
『林檎(バラ科)』
花言葉:「名声」「選択」「評判」「選ばれた恋」 -
白羽 蘇芳(シラハネ スオウ)
声優:名塚佳織無口で心配性で小心者――。
以前と気質は変わらぬものの、夏月にとある示唆を受けたことで能動的になろうと己を鼓舞している。
失った恋人から自分に向けての“印”を探し当て、謎を知る八代譲葉へと問いただすも――。
八代譲葉から提示された難題を真っ向から受けて立とうと奮起することに。
『花蘇芳(マメ科)』
花言葉:「高貴」「質素」「不信仰」「裏切り」「疑惑」「豊かな生涯」「目覚め」 -
花菱 立花(ハナビシ リッカ)
声優:明島ゆうり生まじめで面倒見の良い穏やかな性格。
クラス委員長であり、常に相手のがわにたって立つ姿勢からクラスだけでなく上級生、教諭らにまで信頼を得ている。
アミティエである白羽蘇芳が夏を経て変わったことを感じており、彼女の意思を第一に優先しようと決めている。
そしてアミティエにとある相談を持ちかけられた彼女は願いを聞きいれることに――
『ハナビシソウ(ケシ科)』
花言葉:「私の希望を叶えてください」「私を拒絶しないで」 -
八重垣 えりか(ヤエガキ エリカ)
声優:佐倉綾音人嫌いの変わり者。
男性的な喋り方をし明確に他人と境界線を作っているも、朗読劇・バレエ発表会を経てクラスの皆から認められ好意を持たれ始めている。
白羽蘇芳とは胸襟を開きあえる書痴仲間ではあるが、彼女が何か大きな懊悩を抱えていることに気付き手を貸せないかと悩む。
アミティエの考崎千鳥が最近、読書に目覚め感想を言い合えるようになり密かに嬉しく思っている。
『エリカ(ツツジ科)』
花言葉:「孤独」「謙遜」「休息」「心地好い言葉」「博愛」 -
考崎 千鳥(タカサキ チドリ)
声優:洲崎綾芸術家肌の変わり者。
感情をめったにださず話す際に瞳を細め見つめる癖から一時期怖がられていたが、バレエ発表会を経てクラスの皆から受け入れられつつある。
転入前にバレエ・劇を中心とした芸能活動を行っており、請われればクラスメイトへクラシックバレエの指導をすることも。
夏月を経て八重垣えりかと結ばれたが、アミティエが白羽蘇芳へと心を砕いていることに不安を感じている。
『紅千鳥(バラ科)』
花言葉:「何て愛らしい」「気品」「高潔」「忠義」 -
ダリア=バスキア
声優:高城みつ聖アングレカム学院教師兼シスター。
優しく包容力のある振る舞いから学院生徒らから姉のように慕われている。
クラシックバレエ、語学、弦楽器などに秀で教職員からの信頼も厚い。
夏月を経て介助を行っていた八重垣君えりかが手を離れたことに寂しさを感じている。
『ダリア(キク科)』
花言葉:「移り気」「華麗」「優雅」「威厳」「不安定」
作品あらすじ
夏を経て自分の前から去ったアミティエを捜す決意をした白羽蘇芳。
彼女はアミティエ――匂坂マユリが消えた謎に後一歩というところまで迫っていた。
【 ニカイアの会の会長を引き継ぐなら君が求める鍵を与えよう 】
ニカイアの会の長である八代譲葉は失った恋人の影を求める後輩へとそう告げた。
真意を知りつつも学院の謎を知る八代譲葉は、彼女に困難な要求を突きつけ諦めさせようと考えたのだ。
だが、真実を求め奔走する少女を見詰める八代譲葉も明かしては為らない秘密を抱えていた――。
秋日の聖アングレカム学院で起こる不可思議な事件の数々。
幼なじみとの祝福されぬ慕情、向けられる恋心、さまざまな恋の糸が織りなし交錯する。
複雑に絡み合った真実と恋の物語が動き始める――。